この気持ちを恋だと言うのならば。
なんて、無謀な恋なんだろうと。




大人になれない僕らの強がりを一つ聞いてくれ




葛藤していた。
何についてかというと、好きになってしまった相手についてだ。
こんな気持ちは初めてで、どうすればいいのかイマイチ見当がつかない。
多分、好きになる明確な理由なんて無いに等しいのだ。
ただ、一緒にいて飽きない所だとか、
破天荒な言動とか、
無邪気に笑った顔がキラキラして見えたとか、
時折見せる虚ろ気な表情がたまらなくすきだとか、
そういった些細な事くらいなのだ。

それを長年の級友に告げたら『それで十分なんじゃないの』と言っていたのだが、自分のこの性格上、それでは腑に落ちなかった。




いつからこんな風になってしまったのか、自分でもよくわからない。
分かる事は、明らかに他の誰より特別視しているという事だけだ。

そこまで考えるとまるで振り出しに戻ってしまったようで、いくら求めても答えなんて出なかった。




強く、焦がれてしまった。

犬塚キバという、自分と同じ、男に。









葛藤していた。
何についてかというと、好きになってしまった相手についてだ。
こんな気持ちは初めてで、どうすればいいのか全く持って見当がつかない。
ただ、好きになる明確な理由は数えきれない程ある。
例えばただ一緒にいて楽しいだとか、
普段はだらだらとしているのに不意にかっこよく見えてしまう表情とか、
頼られたら嫌と言いつつもしっかりと面倒を見てしまう人のよさだとか、
目を細めて笑う顔がたまらなくすきだとか、
そういった全てがすきなのだ。

全部がすき、という表現はあまり好ましくないが、当てはまる表現がこれしかないので仕方がない。
自分のボキャブラリーの貧困さは嫌という程知っている。




いつからこんな風になってしまったのか、自分でもよくわからない。
分かる事は、明らかに他の誰より特別視しているという事だけだ。

そこまで考えるとまるで振り出しに戻ってしまったようで、いくら求めても答えなんて出なかった。
それでもよかった。
大事な事は、ちゃんとわかっているから。




強く、焦がれてしまった。

奈良シカマルという、自分と同じ、男に。




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はじまり、はじまり。

20050822




fcさんありがとう。
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